赤滝・赤滝神社


あかたき・あかたきじんじゃ

雄勝郡東成瀬村椿川

 

最終更新:2024/07/09


🖌菅江真澄の道
  • 来訪:文化11年(1814)8月
  • 年齢:61歳
  • 書名:駒形日記
  • 形式:日記

真澄記:8月19日

「《雪の出羽路 雄勝郡》の取材のために駒ケ岳からを歩く。

道を西方にしばらく行って坂を下ると、赤滝という茶褐色の滝が落ちていた。

赤滝明神が祀ってある。水上は赤川であろう。この滝の明神の前の梢に絵馬が一枚かけてあり、「根子村某」と記してあった。」

見出し

真澄記:8月19日

《雪の出羽路 雄勝郡》の取材のために駒ケ岳からを歩く。

 道を西方にしばらく行って坂を下ると、赤滝という茶褐色の滝が落ちていた。

赤滝明神が祀ってある。水上は赤川であろう。

 この滝の明神の前の梢に絵馬が一枚かけてあり、「根子村某」と記してあった。


◆赤滝神社(移転)

  • 御利益:雨乞い信仰
  • 由緒:能恵姫伝説を祀る

 赤川の川岸に建立する神社。

赤滝には雨乞い信仰があるという。

また湯沢市岩崎から繋がる能恵姫伝説の一端を担う滝でもある。

ダム建設のため、令和元年に移転された。


●成瀬ダム

2018年撮影

2021年撮影

 昭和58年から計画が開始され、平成9年(1997)より着工された。

令和6年(2024)完成予定。

展望台あり。


 順調にダム建設が進んでいますが、赤滝へはまだ見学できます(2022年12月現在)。

滝水は褐鉄鉱を含み酸化鉄で石や岩が赤褐色を帯びています。『赤滝』の名の由来です。

 

もう少しすればこの景勝地も見られなくなります。


アクセス

  • 駐車場:あり
  • 案内板:あり
  • トイレ:なし
  • 備考:ダム工事の進捗により状況は変わると思われます。

関連アーカイブ

でわwiki関連リンク

◆参考文献


取材日:2018/05/01

2021/11/02

【フォトガイド名瀑紀行 [ 佐藤俊正 ]】
【田口昌樹(著)/無明舎出版】