あかたのだいぶつ
由利本荘市赤田上田表
最終更新:2024/07/11
『赤田の大仏』として親しまれている長谷寺式の十一面観世音菩薩立像は、是山泰覚が奈良と鎌倉の長谷寺にあやかって造立を発願し、3年の歳月を要して完成させた。
📑[コラム1] 長谷寺・十一面観音像
拝観は自由で、像に近づくとセンサーが感知してライトアップされる。
巨大モノ好きの自分としては外観の大仏殿だけでも血沸き肉躍る。
他に県内の巨大建造物といえば田沢湖町の金色大観音が挙げられるがこちらも劣らず名刹である。
実は有事の際に起動・発進する仏型決戦兵k…みたいな冗談を書くと怒られそうなので程々にしておく。
長谷寺大仏殿は、秋田県唯一の大規模な仏殿であり、上下層の四面に擬宝珠高欄が巡り、上層南面の正面側には奈良東大寺大仏殿と同様の観相窓があり、内部は大仏を安置するため吹き抜けになっている。
彫刻や絵画などの装飾も豊富に配置されている。
📑[コラム2] 絵画・装飾(説明板より)
秋田、赤田の大仏祭り 神仏習合は他にも各地に。でも、秋田は多い。が、昔は神も仏も同じと。奇跡の習合 残さなければ… pic.twitter.com/OPbPEcc2j1
— 片野年詞 (@tositugu_katano) August 25, 2019
安永9年(1780)に、丈六阿弥陀如来像の遷座にあたって行われたのが始まりとされ、観世音菩薩が豊作を予祝してくれる農耕信仰と長谷寺開基の是山禅師への崇敬心からなる。
明治の神仏分離以降も長谷寺と神明社が一体となった神仏習合の形態を色濃く残す貴重な祭礼として知られる。
22日の午後1時30分頃、鳥前寺地区にある神明社に前日から安置されている長谷寺の赤田大仏の胎内仏を神輿に乗せ、田園の中の道のりをクネリ(渡御行列、獅子舞・シャギリ)をつくり、長谷寺で向かって出発し、それぞれ大仏殿を3周して奉納する。
- 駐車場:あり(向かいの赤田ふれあいスーパーへ)
- 案内板:あり
- 備考:拝観自由。
◆参考文献
- 各種説明板
取材日:2018/05/20
コメントをお書きください
降魔成道 (木曜日, 11 10月 2018 20:59)
私は昨年5月に秋田三十三観音霊場巡礼で参拝しました。迫力ありますよね。赤田大仏祭りは私も行ってみたいです。
菅井マスミ (金曜日, 12 10月 2018 19:24)
>降魔成道さま
コメントありがとうございます!
霊場巡礼、私もやってみたいですね。御朱印帳は用意してるのですが…。
大仏祭り見ることができたらまたレポしたいと思います。