【がたぶね】
【道具】
八郎潟の漁業に用いられていた漁船。
木造和船の伝統的な技法のひとつである重木(オモキ)づくりに特徴づけられる。
構造上の特徴としては、平底でチョウあわせ、一枚棚、舳(オモテ)は底ムジリの技法、ミヨシはなくオガミ合わせ、船梁を使用、マツラはなく、細長い箱型である。
接合にはタタラ、リュウゴの他に日本海側の造船に特有とされる漆が用いられている。
推進具は櫂(カイ)と帆。
櫂には艦櫂(トモカイ)と脇櫂(ワキガイ)がある。漁船の他に荷物の運搬などにも使われ、用途は広い。
【カジバ】
木造の潟船には、艫(トモ、船尾)の近くの両側に輪にした太い藁縄の網が取り付けてあり、この輪に櫂を差し入れて舵をとる。
その綱が『カジバ(舵縄、舵場が訛ったもの)』と呼ばれており、船の進路を決める重要な役割を担っていることから神の表徴として祀られたものである。
潟の民俗資料展示室
潟上市天王江川 天王スカイタワー2F
- 開閉時間 9:00~18:00(冬季17:00まで)
- 休館日:
- 入館料 無料
関連アーカイブ
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◆参考書籍
- 菅江真澄全集第/
- 菅江真澄遊覧記第 巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳
- 国立国会図書館デジタルコレクション
-
- 秋田叢書 巻
- 真澄紀行/菅江真澄資料センター
- 各種標柱・説明板
最終更新:2024/08/11
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