はたなかのにおうさま
仙北市西木町桧木内畑中
最終更新:2024/06/25
あああ
始まりは百年以上前と言い伝えられ、『疫病退散』『家内安全』の御利益を願って立てられた。
材料はワラカヤ杉の長木が主に用いられ、顔は当初は俵に顔を書いていたが、風雨で流れてしまうので地域の建具師佐市氏が大正12年(1923年)に木製の面を制作した。
現在の面は平成8年(1996)に田口宗之助氏・小田島安氏によって新しい木製の面が製作された(古い面は稲荷神社に保存されている)。
地域住民は「お仁王様」と称してあがめ、本来の意味に、融和・親睦を加味しながら行事が進められている。
(説明板より)
会館の後ろ、つづら折りの小山の頂上の稲荷神社に村を見渡すように文字通り仁王立ちしていた人形道祖神でした。
体躯も大きい部類で、両手に袖のように広がる藁が特徴的です。
お面もどことなく水木しげる御大が描いた妖怪『山爺』に似ている気がします。
建っている場所も含めて非常に印象的な人形道祖神でしたが、令和3年5月現在、作り手が途絶えたそうで姿を消してしまいました。
となりの高野地区にもかつては鍾馗様が建っていましたが、これで桧木内に残るのは吉田のワラニンギョウのみとなりました。
伝承が途絶えたのは残念ですが、復活した事例も多々あるのでいつかまた雄々しい姿を見せてくれる日を切に望みます。
- 駐車場:なし
- 案内板:なし
- トイレ:なし
- 備考:現在は作られていない。
◆参考文献
・各種説明板
取材日:2018/07/15
2019/04/10
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