ほんどうじょう
美郷町本堂城回字館間
最終更新:2024/1/26
本堂城は、戦国・織豊期に現在の大仙市の一部と美郷町北部一帯を治めた本堂氏の居館とされる。
📍[コラム] 標柱表記データ
倒壊、倒れたまま祠の横に野晒しにされている。
◆人形道祖神・本堂城のショウキさま
- 形態:面、藁人形
- 数:1体
- 体長:約4m
- 作り替え:毎年6月中旬
⊞ 県指定史跡 本堂城跡(説明板より)
本道場は、戦国・織豊期に現在の大仙市の一部と美郷町北部一帯を治めた本堂氏の居館です。
本堂氏は、陸奥国和賀郡(岩手県)を支配していた和賀氏の一族と考えられ、 観応年間(1350~1352)にこの地方に進出し、和賀家から独立して本堂の姓を名乗るようになった といわれています。
本堂氏は、天文4年(1535)に山城の元本堂城(美郷町浪花)から平城の本堂城に 移り、慶長7年(1602)に常陸国新治郡志筑(茨城県かすみがうら市)に国替となるまで本拠としました。
本堂城は内館を囲む内堀と土塁、外館を囲む外堀などから構成され、内館の北東部分には高さ約4mの 土塁の一部が残っています。
これまでの発掘調査により、内館の規模は内堀部分を含めると、
東西約170m
南北約190m
中心部からは主殿と考えられる建物跡がみつかっている。
また、東から南側の水田下から外堀の 一部が確認され、当時の城域の一端が明らかになっています。
中世の平常跡としては、東北地方でも数少ない保存状態の良い城館跡として評価されています。
- 駐車場:なし
- 案内板:なし
◆参考文献
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 真澄読本 第4巻/田口晶樹著
- 村を守る不思議な神様 第2巻/著 小松和彦・絵 宮原葉月
- 月刊たくさんのふしぎ 2014年11月号
- 村を守る、ワラのお人形さま/文・写真 宗形慧
- 各種説明板
取材日:2016/5/31
2023/4/18
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