いぬっこ祭り

いぬっこ祭り

いぬっこまつり

湯沢市市街地

 

最終更新:2025/02/09


◆いぬっこ祭り 概要

  • 祭日:第2月曜日・日曜日
  • 形態:小正月行事、イベント

 『犬コ市』とも呼ばれる。

湯沢市内商店街を中心に、犬を象った雪像が幾多も作られる。

 

 元和の頃(1615〜1624)、佐竹南家の殿様が白昼堂々と人家を襲う盗賊『白討』を退治し、再び悪党が現れぬよう旧正月の晩に家の門口や裏口、窓縁などに犬や鶴亀の餅人形を供えたという故事に由来する。

 

 昔の鳥追い行事が変容したものでもあり、昔は『用心廻り』といって子供らは家々を廻って甘酒や餅をご馳走になった。

付近の農家では正月12日頃から粳粉餅をついて小さい犬コを作り市に出荷した。

この飴細工を『しんこ細工』という。

 

犬の雪像にまたがった子供の姿が微笑ましい。


  • 来訪:天明5年(1785)1月15日
  • 年齢:31~32歳
  • 書名:小野のふるさと
  • 形式:日記

 【鳥追い菓子】

 岩崎(湯沢市)にて。

今日は鳥追いだと言って餅を犬や猫、花の形に作って子らが家々に配って歩いた。

『鳥追い菓子』といい家の窓口に20日頃まで飾り、盗難除けの願掛けとした。

小野のふるさと

 この鳥追い行事が現在の犬っこ祭りに変化していったのだろうか。


アクセス

  • 駐車場:あり(湯沢市役所、他)
  • 案内板:あり
  • トイレ:あり
  • 備考:雪像で記念撮影できます。

関連アーカイブ

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◆参考文献


取材日:2018/02/11

2025/02/08

【秋田県教育委員会 (編集) 】