【いしがんどう】
【信仰】
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石敢当はイシカントウ、イシガントウと呼ばれるが、ところによってはセキガシトウとも言っている。魔よけとして、道路の突き当たり、三叉路、糠壁のなか、橋のたもとなどに建立されている。
中国の陰陽師にいわせると、道路のT字路になっているところは風水や地相上凶悪なところで、妖怪や悪霊のさまようところであり、家に直接にうってかかろうとする邪鬼を食い止め、これを追い払う威力があると信じられて建立されたものである。
石敢当は向かうところ敵なし、石敢えて当たるの意で、主として石のもつ堅固さが連想の基となっている。
日本では沖縄諸島から九州南部にかけて多くみられ、その他の地方では関東地方や滋賀県で発見されているほどで、秋田市のようにたくさん建立されているのは珍しいものである。
山崎鹿蔵氏が大正14年(1925)に調査したときは47基あったというが、昭和60年の調査では24基よりなかったという。
市内で多く見られる地域は楢山の9基、南通の6基である。平成元年11月5日の秋田さきがけ新聞の『通りゃんせ下町』に、
「真新しい石政当が発見された。それ は板沢書房を経営する板沢勇次さん、キエさん夫妻の自宅のある秋田市楢山南中町3-7である。
ここは変形の十字路で、北から南に向かった道路の突き当たるところである。」
と、書かれてあった。
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- あ
◆参考書籍
- 菅江真澄全集第/
- 菅江真澄遊覧記第 巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳
- 国立国会図書館デジタルコレクション
-
- 秋田叢書 巻
- 真澄紀行/菅江真澄資料センター
- 各種標柱・説明板
最終更新:2024/07/20
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