いしづくりごじゅうのとう
大仙市大曲丸の内町
最終更新:2024/07/10
いったい何者なんだ
⊞ 秋田県指定有形文化財(建造物) 石造五重塔一基
- 指定日:昭和31年5月21日
- 所有者:大曲 八幡神社
- 高さ:3.2m
五層の笠からなり初層(塔身)の中央月輪の左右には
- 右:【右志】為虎王丸
- 中央:月輪中種子 〇ア
- 左:【 】元亨三年七月五日 敬白
…とあり、その左右側面に月輪を刻み、種子(アク、アー)を刻んでいる。
石質あ塔身が流紋岩、その他は凝灰岩である。
この塔は本県唯一の紀年銘「元亨三年七月五日」(1323)を有し、種子の書体と塔の形式共に鎌倉期の典型的なものである。
(説明板より)
この五重塔は寛政末から享和の初め(1800~)頃、付近の土中より掘り出した。
八幡神社の社地に通路を作るので、土屋館町(どやだてまち)の人たちが大勢集まり、このあたりの土を掘りかえした時、小塚の中の盛り土の中から出たのを組み立てたものだという。その際、木履歯牙、太刀等も出土した。
別名『虎王丸塔』と呼ばれているが、虎王丸なる人物については未詳の部分が多い。
『虎王丸』なる人物については今もって不明。何者だったのか…
標柱
📍 標柱 表記データ
標柱は撤去済み。
近年説明板が設置され、真澄の図絵とともに解説がされている。
◆八幡神社 由緒
- 創建:室町時代
- 御祭神:誉田別大神、仲姫大神、大帯大神
- 例祭日:旧暦5月25日
- 由緒:大曲城の鎮護とされる
アクセス
- 駐車場:なし
- 案内板:なし
- トイレ:なし
関連アーカイブ
でわwiki関連リンク
◆参考文献
- 菅江真澄全集/
- 菅江真澄遊覧記第2巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 真澄紀行/菅江真澄資料センター
- 各種標柱・説明板
取材日:2016/05/30
コメントをお書きください