巡見使


巡見使

【じゅんけんし】

【社会】


 諸藩の政治や情勢視察のために幕府より派遣されるエージェント。

 

メンバーは若年寄(管理要職)を筆頭に述べ100人以上で編成された。範内の各郷に赴き、税収やインフラなど調査・ランク付けをし、悪政が明るみに出た藩には大名に厳しい処罰が下された。

 痛くない腹まで探られる藩側としては巡見使の応対には慎重を要した。一行には藩から町奉行ら百余名が随行し、格式の高い民家に宿泊した。

事前に仮想質疑の指導、特に大収入源の鉱山経営については詳びらかにしなかったが、巡見使も強要力はなかった。


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◆参考文献

  • 東遊雑記/古川 古松軒 (著), 大藤 時彦 (翻訳)/平凡社
  • 各種説明板

最終更新:2024/09/14

【古川 古松軒 (著), 大藤 時彦 (翻訳)/平凡社】