かみひのきないのかみふうせんまつり
仙北市西木上桧木内
最終更新:2024/1/30
見出し
祭事データ
- 祭日:2月10日
- 形態:小正月行事
- 会場:仙北市 紙風船館
- 人員:上桧木内の8つの集落から
上桧木内宮田、桁沢などで明治中期に農作業やら山仕事の安全、無病息災などを祈願して大きな紙風船をつくり年取りの夜(旧暦12月30)日)に上げるのが始まりといわれる。
昭和に入り、いつしか小正月の15日の開催となった。
戦時中は中止、昭和49年(1974)に宮田地区で有志により復活した。
江戸中期に科学者・平賀源内が当地に訪れた時に熱気球の原理を応用した遊びを伝えたとされるが明確な記録はない。
源内は阿仁銅山開発の技術指導として招致されており関係は深いと思われる。
他にも小田野直武を見込み『秋田蘭画』の発露に関わるなど、平賀源内と秋田の文化形成の関わりは多い。
紙風船には武者絵や美人画が描かれ、『タンポ』と呼ばれる火種を揚力にして打ち上げる。
大きさは4~7m、最大で12mにもなる。
紙風船始末
開催後、集落を通ると山林のそこかしこに打ち上げた紙風船の残骸が引っかかっている。
回収が大変そうである。
アクセス
- 駐車場:あり
- 案内板:あり
- トイレ:あり
- 備考:防寒対策は万全に
関連リンク
- 阿仁鉱山(平賀源内招致)
◆参考文献
- 西木村郷土誌
- 仙北市紙風船館
- 仙北市HP
取材日:2017/02/17
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