金峰神社

金峰神社

きんぽうじんじゃ

仙北市田沢湖梅沢東田

 

最終更新:2024/1/29


🖌菅江真澄の道
  • 来訪:文政12年(1829)夏
  • 年齢:76(または77歳?)
  • 書名:大石家文書
  • 形式:?
見出し
 梅沢村は菅江真澄絶筆の地とされる。
真澄翁は晩年にこの梅沢村に訪れているが、当地の肝煎の家で亡くなったとされ、《月の出羽路仙北郡二十六》となるべき記録が地誌としてまとめられなかったとされる。
(引用:諸御用万願書控(仙北市梅沢・大石氏蔵)

 梅沢家は金峰神社建立に深く関わっているとされる。
 なお、真澄の死地については諸説紛糾しているため、ここでの言及は控える。
見出し
📍 標柱データ

前:ああ

ああ

横:

ああ

後:ああ

 あ


◆金峰神社 由緒

  • 創建:元正天皇養老2年3月18日
  • 御祭神:
    • 安閑天皇(あんかんてんのう)
    • 宇気母智神(うけもちのかみ)
    • 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
    • 與田別命(ほんだわけのみこと)
    • 他10柱
  • 例祭:8月18日
  • 別名:蓮池観音
  • 奉納:梅沢ささら
⊞ 由緒・金峰神社(説明板より)

 神社の由緒によれば「元正天皇養老2年3月18日、梅沢手習石山に創立、
大同元年に 社殿が炎上し、蓮池観音堂に建立。
此の地に池ありて常に白蓮生ずる故に蓮池と云い、 本宮を蓮池観音と称した。
更に建久の年現在地に遷宮した。」とある。

 拝殿は宝暦2年7月建立、本拝殿兼用であったが大正十年に本殿が建立された。
仁王門は安政4年6月建立。
安置されている仁王像は一本の杉の巨木で二体の仁王像を 彫刻したもので、いずれも仙北市文化財に指定されている。

 古くから牛馬畜産の神として広く崇敬され、仁王の股を三度くぐらせると 小児の健康増進に霊験があるとされている。

 うっ蒼たる参道スギ並木は昭和59年3月、秋田県文化財に指定されている。

⊞ 秋田県天然記念物・金峰神社スギ並木(説明板より)

 四の鳥居から仁王門をへて拝殿にいたる参道のスギ並木は、昭和59年3月10日に 秋田県天然記念物に指定されております。
樹齢約四百年にもおよぶ老杉が、二列に敷きつめられた石畳をはさみ右に40本、 左に41本並んでおります。
直幹で樹高三十メートルにも達する巨木が、 天空をおおって立ち並ぶ景観は、まことに壮大であります。
裁植の歴史は明らかではありませんが、株間や成長に差異がみられることから、 萌芽による天然性のものと推定されております。
 数少ない県内の代表的なスギ並木として、また、付近一帯の天然林として学術的にも 貴重な資料といえましょう。

 以前は、三の鳥居からずっと続いておりましたが、太平洋戦争の際、軍用材として 伐採されてしまい、
今では、残された伐根がその名残りを留めております。


アクセス
  • 駐車場:あり
  • 案内板:あり
  • 備考:一の鳥居からの参道は通行禁止。脇の舗装道路を通られたし。

関連アーカイブ

でわwiki関連リンク

◆参考資料

  • 諸御用万願書控(仙北市梅沢・大石氏蔵)翻刻/『田沢湖町史資料編』第七集
  • 神社庁HP/金峰神社
  • 真澄紀行/菅江真澄資料センター
  • 各種説明板

取材日:2016/11/2


コメントをお書きください

コメント: 7
  • #1

    まるこ (木曜日, 05 5月 2022 00:57)

    はじめまして。

    諸御用万願書控はどこで閲覧可能な資料か知りたいです。図書館であれば、どこの図書館で見られるか教えていただけますでしょうか?

  • #2

    菅井マスミ (木曜日, 05 5月 2022 06:59)

    まるこ様

     はじめまして。コメントありがとうございます。
    諸御用万願書控の記述は、『田沢湖町史資料編』第七集の翻刻より引用させていただきました。
    4~5年前くらいに所蔵元の大石様へ取材にお伺いしましたが、その時は蔵書の閲覧は叶いませんでした。ご参考までに。

  • #3

    菅井マスミさま (土曜日, 07 5月 2022 01:08)

    ご返答ありがとうございます。

    >『田沢湖町史資料編』第七集の翻刻より引用させていただきました。
    『田沢湖町史資料編』第七集をみればわかるのですね。承知いたしました。

    非常に個人的な話ですが、戸籍調査を行なっていたところ、自分の男系直系の先祖が梅沢村のに戸籍を持つ「大石」姓の人間であり、気になって調査をしておりました。
    親切にありがとうございました。

  • #4

    まるこ (土曜日, 07 5月 2022 01:09)

    菅井マスミさま
    ご返答ありがとうございます。

    >『田沢湖町史資料編』第七集の翻刻より引用させていただきました。
    『田沢湖町史資料編』第七集をみればわかるのですね。承知いたしました。

    非常に個人的な話ですが、戸籍調査を行なっていたところ、自分の男系直系の先祖が梅沢村のに戸籍を持つ「大石」姓の人間であり、気になって調査をしておりました。
    親切にありがとうございました。

  • #5

    菅井マスミ (土曜日, 07 5月 2022 06:27)

    >まるこ様

     恐れ入ります。
    田沢湖町梅沢の大石家は菅江真澄が最後に訪れた場所という事で、私が取材した時は見学もできました。
    可能であればお問い合わせしてみるのも良いかと思います。

  • #6

    まるこ (土曜日, 07 5月 2022 14:02)

    菅井マスミさま

    祖母がどうやら少し知っていると言った話を聞いています。問い合わせ先はどうすれば分かるのでしょうか。

    ネットサーフィンしておりましたら、「菅江真澄 終焉の地を訪ねて」というブログを見つけました。正しい情報か精査は必要と思われますが、ここに記載されている「大石清右衛門」が戸籍上の私の直系の先祖です。

    https://tabunoki.exblog.jp/27661586/

  • #7

    菅井マスミ (日曜日, 08 5月 2022 18:46)

    >まるこ様

     梅沢村の大石邸が現在どのような状況になっているかは分かりかねますが、問い合わせについては役所などに聞いてみるのがよろしいかと思います。

    戸籍調査、うまく進められると良いですね。