【きたまえぶね】
【流通】
江戸時代後半から明治時代にかけて運用された商船。
大阪~北海道間を往復した西廻航路の廻船、莫大な富を流通した。
特徴は、他人の荷物を運んで運賃を稼ぐ「運賃積み」ではなく、船主が荷主として各港で物を売り買いしながら航海する点にある。
商船は微風でも帆走可能な大型の『弁財船』を運用した。
また商品の流通のみならず、遠方への出稼ぎ者が乗り込む場合もあった。
舟歌
能代舟唄
船頭の囃し言葉に使われ、能代港町でよく歌われた。『能代船方節』とも呼ばれる。
・能代舟唄の歌詞
能代橋から 沖眺むれば
三十五反の帆をまいて
米代川にはいるとき
大きな声を張り上げて
思い出しゃ船乗りやめられぬ
杉の名物 能代の湊
積んだる荷物は柾目板
大森稲荷をあとに見て
恋しい湊をさしていく
波は船頭衆の子守唄
北前船寄港地
- 能代の港
- 戸賀
- 土崎
- 潮越
- 象潟
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◆参考文献
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 各種説明板
最終更新:2024/08/16
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