まんたのきだん
大仙市板見内一ツ森
最終更新:2024/1/30
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- 来訪:文政11年(1828)
- 年齢:75歳
- 書名:月の出羽路 仙北郡
- 形式:日記
万太が所持していたという天狗に攫われた時の笠。天狗の爪痕とおぼしき4つの爪痕が残っていた。
⊞ 真澄記・奇談話のくだり《月の出羽路仙北郡》
文政11年6月3日の事。
板見内の支郷・一ツ森の青年、万太が仲間と共に3人で一ツ森へ水麻を採りに入ったところ、何者かに笠ごと掴まれたか思ったら気を失ってしまった。
気が付くと一ツ森より遠く離れた真昼岳の頂、権現の御神前に座っていた。
万太の記憶は定かでなく、やっとの思いで下山し帰路に着いたが、笠には野太い4つの爪痕が残っていた。
真昼岳は古来より妖しきものの棲む山とされ、大天狗、小天狗、木葉天狗、草天狗などの目撃談が伝えられている。
元本堂村に住む男などは、『太き鳥足をした赤い大人』を見てから廃人になってしまったという。
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📍[コラム] 標柱データ
柵の湯施設内資料館前に建立。
アクセス
- 駐車場:あり
- 案内板:なし
- トイレ:なし
- 備考:温泉施設・柵の湯敷地内
関連リンク
- 真昼岳
- 秋田の天狗話
-
- 天狗橋(湯瀬の宿)
- 夜明け島の天狗
- 飛びシンチコ
◆参考文献
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 秋田叢書第10巻
- 真澄紀行/菅江真澄資料センター
取材日:2016/10/27
2022/08/10
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