松尾 芭蕉


松尾 芭蕉

【まつお ばしょう】

【人物】

 

松尾 芭蕉
松尾芭蕉像(にかほ市象潟 蚶満寺にて)
  • 俳諧師

  • 出身地:伊賀国阿拝郡(三重県伊賀市)
  • 生没年:寛永21年(正保元年)(1644)~元禄7年(1694)

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芭蕉の旅路 元禄2年(1689)

◎6月15日-7月31日 吹浦

 羽黒の俳人・左吉から書状が届いていることから、名の知れた旅籠に泊まった思われる。

 朝から小雨が降る中、芭蕉師弟は旅の目的地の一つである象潟に向けて酒田を出発しました。夕方には到着する予定でしたが、途中たいへんな雨になり、やむなく吹浦の旅籠に宿泊しました。


◎6月16日-8月1日 象潟

 向屋(佐々木左右衛門)泊

 この日も朝から雨が降る中吹浦を出発。難所の三崎山を越え、関所を通り、昼に念願の象潟に到着しました。

能登屋を訪ねて休み、着替えを借り、うどんを食べました。この日は熊野権現の祭りで女客が多かったため、向かいの旅籠に宿泊しました。

夕方、象潟橋まで行き、雨に暮れる象潟の景色を眺めました。


◎6月17日-8月2日 象潟

 能登屋(佐々木孫左衛門)泊

 朝食後、小雨の中舟を浮かべて蚶満寺を参詣しました。

雨も上がり、昼からは熊野神社お参拝して踊りなどを見学し、夕方には今野嘉兵衛のもてなしを受け、潟に舟を漕ぎ出して遊覧しました。


◎6月18日-8月3日 酒田

 伊東不玉宅泊

 快晴となり、朝早くに象潟橋まで行き鳥海山を眺めました。

朝食後、芭蕉師弟は象潟を発ち再び酒田へと向かいました。



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◆参考書籍


最終更新:2024/10/28

【松尾 芭蕉 (著), 雲英 末雄 (その他), 佐藤 勝明 (その他)/KADOKAWA】