繭玉


繭玉

【まゆだま】

【習俗】


 

 『餅花』ともいう。

年の餅を小さく丸めて藁やミズキの枝にびっしり刺して稲穂に見立て恵方にかける風習からにちなむ。

小正月行事の、どんど焼きの残り火で繭玉の餅を炙って食べると風邪を引かないとされている。

 

 菅江真澄は秋田の各地で正月を迎えた際、その土地の繭玉をスケッチした。

 

 『秋田風俗問状答』には『どこでも行われる風習ではない』とある。アメッコ市で飾られる枝アメのモチーフでもある。

 


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◆参考文献


最終更新:2024/10/19

【木崎 和廣 (編集), 鎌田 幸男 (編集), 稲 雄次 (編集)/無明舎出版】