【むろいしんじ】
【キャラクター】
- 登場作品:『踊る大捜査線』シリーズ
- 生年:昭和39年(1964)1月3日
- 出身:秋田県
- 学歴:東北大学法学部卒
- 特技:きりたんぽ作り
- 好きな映画:黒澤明作品
- 演:柳葉 敏郎
90年代後半~00年代にかけて制作された刑事ドラマ『踊る大捜査線』の主要キャラクター。
キャリア組の官僚で、主人公の青島俊作とは立場を異にする事で展開されるストーリーも見所の一つである。
秋田県の出身で東北大学卒という経歴であり、常時は冷静沈着で眉間に皺を寄せた固い表情を崩さないが、咄嗟に感情を露にする時は素の秋田弁が出る癖がある(後述)。
あ
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- 青島俊作(演:織田 裕二)
- 新城賢太郎(演:筧 利夫)
一期生後輩 - 沖田仁美(演:真矢 みき)
- 二期生後輩
- 一倉正和 (演:小木 茂光)
- 島津(演:浜田 こう)
あ
【1話】
「人のごど ナメるなってェ!」
電話口で叱責した後に吐いた捨てゼリフ。電話での口論から兆候はあるが、ドラマ初期は訛りが抑え気味であり部下から「田舎者の小僧」と陰口を叩かれる前シーンと合わせて、出自を匂わせる程度の演技に留まっている。
【3話】
室井
「何もありませんでした。本庁捜査一課管理官として答えます。事情聴取は正当に行われましたお帰りください」
弁護士
「仲間同士かばい合うわけですか」
室井
「なら裁判にかけますかしたらマスコミにバレるどォ!」
標準語から秋田弁へシームレスに変わる演技は秋田弁ネイティブな柳葉さんの面目躍如である。
【4話】
「ホンジナシども!」
部下の失態にしびれを切らしギッと眼力を宿して吐き捨てる。こんなかっこいい秋田弁見た事ねえ。
一瞬で喋り終わるので字幕つけないと高確率で見逃しちゃう。ちなみに字幕での文字起こしは「ほんじなすども!」。
「ホジナシ」の意味についてはこちらを参照の事。DVD特典では解説を入れてくれて助かる。
森下
「管理官!自分も秋田出身です。いつか捜査一課に呼ばれて、室井管理官の元で働きたいと思っています!」
室井
「そっか…」
「一課できりたんぽ鍋でもつっつぐが?」
森下
「…はい!その日、たのすみにすでます!」
室井
「…私もその日までにやらなければならないことがある」
硬骨一辺倒だった室井が所轄の一警官と世間話をするシーン。四面楚歌な上に組織の腐敗と毒気にあてられた室井にとって、自分を慕ってくれる人との会話は一服の癒しになっていたのかも知れない。まあ森下は結局辞めるのだが。
【5話】
室井
「彼女を送っていきたまえ」
青島
「…!」
室井
「本庁命令だ早ぇぐ行げェ」
青島
「はい…あ…これ…」
室井
「早ーぇーぐ行げったごで」
一応訳すと「早く行けと言っただろう」の意。
【7話】
恩田
「東京生まれ?」
室井
「秋田だ」
恩田
「寒いところで生まれるとそういう顔になっちゃうんだ」
室井
「……」
【11話(最終回)】
「今度ウチに遊びに来い。きりたんぽでも食おう」
特に訛っているわけではないが出自にまつわるセリフなので列挙した。Wikipediaによると特技はきりたんぽ鍋作りで資格まで有しているらしい。いやしかしすみれさん可愛いな。
【歳末SP】
「警察官 書類のながさ埋もれさすなァ!!」
早口すぎて字幕ないとマジにセリフが聞き取れない。
室井
「捜査すでなァー…」
青島
「すでなァ~」
室井
「…真似するな」
どうでもいいが昔、人から聞いた話で関東圏の人がいちばん真似しやすい東北弁が「んだ」という与太を思い出した。
【容疑者 室井慎二】
小原
「広島って寒いのかな?寒くないのかな?」
「どうなんだろ?わかんないけど」
室井
「…」
「…さもねェべぇ~…」
小原
「?」
「大したことはないだろう」という意味。雪国はおろか数々の冷遇を一身に受けた男だ面構えが違う。
◆参考資料
- 踊る大捜査線 DVD特別映像
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最終更新:2024/11/13
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