日本書紀


日本書紀

【にほんしょき、やまとふみ】

【史料】

引用:日本書紀通釈 第五
引用:日本書紀通釈 第五

編集中
 『古事記』とほぼ同時期に編纂された歴史書。古事記と合わせて『記紀(きき)』とも並び称されている。
 
 古事記が日本神話を盛り込んだ内容に対し、こちらは天皇家の系図や歴史を中心に撰録された史書となっており、事実上日本の正史として扱われている。
 
 全30巻からなり、内容は上代には神話、伝説が中心となっており、巻三の人皇時代に入ると、歴代天皇の 事績、后妃、皇子、皇女、崩御年、帝都、山陵などが記されている。 外交を視野に入れてか漢文が用いられている。
 
 日本書紀と古事記は同じ事績でも内容に差異があるので読み比べてみると面白いかも知れない…現代訳でね。
秋田 初の記録
引用:日本書紀通釈第五
引用:日本書紀通釈第五
 秋田に関わる記録としては、斉明4年(658)から始まった大和政権の東北遠征が挙げられる。
 
 第37代・斉明天皇の命で朝廷の将、阿倍臣(阿倍比羅夫と思われる)が180艘の大船団を率いて齶田の浦(あぎたのうら、秋田港)へ入り渟代(ぬしろ、能代)を制圧、当地を治めていた蝦夷恩荷(オカ)を服属させた。
 
これが秋田にまつわる最古の記録とされている。

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◆参考文献


最終更新:2024/10/10

【水木 しげる (著)/角川文庫】