【おですこさん】
【習俗、信仰】
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講中の一つ。
「おでァすこさま」「おだしこさま」「だいしこう」などと呼ばれる。
『太子(大師)』が語源とされ、聖徳太子や弘法大師をあてがった太子信仰を指すとされるが、実体は定かではない。
おですこさんとは子沢山の貧乏な女だったという。太子講を組織する講中では11月4日から14日、24日と祝って供物は順に小豆粥、小豆飯、餡餅でそれに2尺ほどの萱箸を添えていた。
その箸は小正月の庭田植えに用いたり、春に苗代の水口に立てておいて鴨の害から防いだり、屋根のグシに挿して火難を防いだという。
太子講の最後の日は吹雪になることも多いので、オダイシコ吹雪、オデスコ荒れともいった。
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◆参考文献
- 写真資料 秋田の民俗/無明舎出版
- 各種説明板
最終更新:2024/08/07
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