雄島


おじま

山本郡八峰町八森

 

最終更新:2024/07/10


🖌菅江真澄の道

真澄記:11月6日

 離れ島のように隔てて見える島を雄島という。島の中に清き泉があるといい、いわゆる沖の井の此浦にもあるものか。晴たる空の雪の眺めはことに美しい。

見出し

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📍 標識板データ

菅江真澄の道 雄島


 こゝをしばし遠ざかれば、離れ島のやうにへだたりてみゆる島を雄島といふ。

此嶋なかに清き泉あるてふ、いはゆる沖の井の此浦にもありけるものか。

弓手に遠う見えたるは雨零山といふが、冬は雪降り山の名におふ斗、中の間の帽子山とおしならびて、晴たる空の雪のながめことにおかし。

『雪の道奥雪の出羽路』


二〇一〇(平成二十二)年十一月

八峰町教育委員会

 国道101号線から枝分かれした県道154線の道路端に建つ。

標識板の図絵と実景を見比べられる角度にある。


●弁財天

 雄島の分かれた二つの岩にそれぞれ恵比寿と弁財天が祀られている。

その分祀か、手前の祠には七福神が祀られていた。

現在は撤去されている。


●ブラックサンドビーチ

 中浜は近くにあった発盛鉱業所から流れ出た金属の残りカス(カラミ)が溜まり、それが海岸に打ち寄せられてブラックサンドビーチと呼ばれるようになった。

八森ジオパーク指定



アクセス

  • 駐車場:なし
  • 案内板:なし
  • トイレ:なし
  • 備考:ガイドツアーあり?

関連アーカイブ

でわwiki関連リンク

◆参考文献

国立国会図書館デジタルコレクション

秋田叢書別集第3巻

真澄紀行/菅江真澄資料センター

各種説明板


取材日:2017/06/17

2021/11/18

【菅江 真澄 (著), 内田 武志 (著), 宮本 常一 (著)/平凡社】