【さきだち】
【習俗】
大晦日の晩、 なまはげが家の前に踏み込む前に『先立ち』という役があらかじめ訪問し、世間話を交えながら家主の許可を取る。近年の通例として自治会長や後見役など立場のある人間が担う。
基本的に当年忌中の家に入らない。
なまはげのみならず、来訪神行事にはほぼこの役が存在する。
一行のしんがりを『叺(カマス)担ぎ』が務める。
なまはげが押し入ったあとの家人から袋の寸志や餅などを受け取りカマス袋に入れる。
この役目は門付芸能にはあらかた存在し、将来なまはげのなり手になる少年などが担う。
迎える側の準備
なまはげを迎える家は馳走を用意して迎え入れる。
なまはげまで招くか、玄関で済ませるかは家によって様々である。
最近はコンプライアンスの観点からなまはげを迎え入れない家も増えているという。
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◆参考文献
- ナマハゲ -その面と習俗-/日本海域文化研究所
- ナマハゲを知る辞典/稲裕次 著
- 男鹿市の文化財 第19集重要無形民俗文化財 男鹿のナマハゲ 行事実施状況調査報告書/秋田県男鹿市教育委員会男鹿市菅江真澄研究所
最終更新:2024/09/04
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