施餓鬼会


施餓鬼会

【せがきえ】

【行事】

大施餓鬼法会図・数万亡者得脱成仏之図
大施餓鬼法会図・数万亡者得脱成仏之図

 

 飢え・渇きに苦しむ『餓鬼』という亡者に食事や供物を施して供養する仏教法会を指す。

特定の先祖供養ではなく対象は幅広い諸精霊に向けられる。

 

 特定の月日が定められているわけではなく僧院では毎日修されるところもあるが、盂蘭盆会に行われることが多い。

戸外に精霊棚(施餓鬼棚)を作り、棚に施す習俗がある。その場合、幣束は5色の紙で作られる。これは餓鬼が目が虚ろなため目立つ目印にするためだという。

 また夏の時期に水死者などの霊を弔うために行う追善供養を『川施餓鬼』という。

 


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最終更新:2024/09/22

【竹林史博 (著)/青山社(大阪)】