【しゃべればしゃべったってしゃべられるし しゃべねばしゃべねってしゃべられるし どうせしゃべられるんだば しゃべねでしゃべったってしゃべられるよりしゃべってしゃべったってしゃべられだほうがいいって しゃべってたってしゃべってけ】
【方言】
東北弁を用いた小ネタ・あるいは一種のミーム。
東北弁の持つ難解さ・聞き取りづらさ、もしくは秋田県人の県民性・回りくどさ(?)を端的に表した一文として要所で挙げられる。
柳葉敏郎氏がよくバラエティ番組で披露していた気がする。秋田弁の一種としてここで紹介したが、津軽弁との説ともある。
しゃべれば しゃべったって
(〈自分が〉発言すれば〈人から〉喋ったと)
しゃべられるし
( 〈人から〉揶揄されるし、)
しゃべねば しゃべねって
(〈自分が〉発言しないと〈人から〉喋らないやつだと)
しゃべられるし
(〈他人から〉揶揄されるしで、)
どうせしゃべられるんだば
(どうせ人から揶揄されるのであれば、)
しゃべねで
(喋ってもいないのに)
しゃべったって しゃべられるより
(「喋ったな!」 と〈他人から〉喋られるより)
しゃべって しゃべったって
(〈自分から〉喋って 〈他人から〉喋ったな!」と)
しゃべられだほうがいいって
(喋られた方が良いだろうと)
しゃべってたってしゃべってけ
(〈私が〉喋っていたと伝えおいてくれ)
つまるところ、
「自分が発言しようがしまいが他人から反論されてしまうので、どうせなら進んで発言した方がよかろう」
と解釈すれば良いだろうか。
『同じアホなら踊らにゃ損々』
みたいな感じ。わりと余計なお世話である。
しゃべる
- 意:話す、しゃべる、会話する
- 用例:
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あえだばほじねぇごどしゃべってらっけな
(あの人は不甲斐ないことを言っていたな) -
おがしゃべな、しずがにへ
(あまり喋るな、静かにしなさい)
-
あえだばほじねぇごどしゃべってらっけな
この場合、『しゃべる』という語は言う、発言する、伝えるという意味で日常的に使われる。どうでもいいが『しゃべる』がゲシュタルト崩壊してきた。
最終更新:2024/09/11
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