たいへいざん さんちょう
秋田市仁別
最終更新:2024/11/16
あ
- 来訪:文化9年(1812)7月19日、20日
- 年齢:59歳
- 書名:月のおろちね
- 形式:日記、図絵
- 詠歌:かくばかりすずふく風の身にしみて よしののたけも月や見るらむ
◆太平山三吉神社 奥宮
- 山域:出羽山地
- 標高:1,170m
- 祭祀:太平山三吉神社
- 宿泊:可
- 開山:7月17日
- 別名:薬師の峰、金峰山、三本ヶ岳、大蛇岳、おろちね、おいだらetc
- 文化九年(一八一二)七月十九日 太平山山頂に立つ 《月のおろちね》
- かくばかりすゞふく風の身にしみて よしのゝたけも月や見るらむ
- (背面)摩耗して読めず
標柱はかなり摩耗して文字が消えていたが、令和に入ってから新たに標柱が再建立されたようだ。
あ
狭い堂内に登山仲間が詰め寄って、神前で畏れ多いが肘を曲げて横になった。
横になったが寝付かれない。
外に出て見ると、雨が晴れて月影が姿を見せた。起き出してみると他の登山客もチラホラと外に出てきた。
立小便する人もいた。
夜中に雨は止み、翌朝には下界を一望できた。
《月のおろちね》
あ
山小屋には宿泊スペースの他、各種お守りや売店もあります(ビールもあり。割高ですが)。
登山時は平成最後の年だったので、記念に手拭いを買って行かれる方もいました。
奥宮にお参りする際に、記帳に『お願いごと』の欄がありましたが、
ここまで登ってくると『無事に登頂できたことを感謝します』
としか願えずにおれません。マジで。
当直されている神職さんから優しく労っていただき、御朱印を揮毫して頂きました。
本当にありがたいので大事に保管いたします。
30分くらい休んだら同伴者が
『さあ山を下りましょう』と息巻いてきたのでサパッと下山することにしました。
も少し休ませてえな…。
次回、太平山旭又(下山)。
また同じ金属で鋳た八寸ほどの蜜迹金剛神(仁王)のような姿の像もあった。本来太平山は薬師如来を祀り、その眷属の十二神将が失われて一柱のみが残ったものだろうと真澄は推測する。
は
あ
あ
あ
- 駐車場:なし
- 案内板:なし
- トイレ:あり
- 備考:宿泊可(詳しくは公式HPにて)
- 太平山三吉神社 総本宮(木曽石)
- 三吉さん
◆参考文献
- 大平山三吉神社HP
- 菅江真澄遊覧記第5巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 石 伝説と信仰/長山幹丸
- 取材協力・富沢克次
取材日:2018/08/11
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