達子村の薬師


たつこむらのやくし

山本郡三種町下岩川~森岡

 

最終更新:2025/01/01


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  • 来訪:文化3年(1806)3月
  • 年齢:53歳
  • 書名:かすむ月星、小町の清水 他
  • 形式:日記、図絵

  花見見物のため、子供たちを連れてのゆるりとした旅路を行った。

《かすむ月星》

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アコーディオン


菅江真澄の道 

あああ




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 文化3年(1806)の旧暦3月、この時期の菅江真澄は一人旅ではなく、逗留先の地元の知り合った人や子どもを複数人連れて桜や梅、鳥などを探しに散策する日が続いた。

《かすむ月星》にも描いた桜が咲いた風景が多く描かれている。


◆達子村の薬師

●真澄図絵

⊞ 真澄記・森岡の奇怪な話《かすむ月星》

 砂子沢の沼では雨乞いの祈りが行われる。
茶毗(だみ)の沢という深い谷には、塚原(埋葬地)があり、死骸が散乱している。今も生首が転がっているのをたまに見る。
(『かすむ月星』)

《かすむ月星》

 

 真澄を案内した近藤氏の家系は現在も存続している。

 【3月12日】

  知人と子供を誘い、数人で桜見物に出かけた。ムクドリやウグイスのさえずりを聴きながら森岡(森丘)を眺める。

 烏帽子長根から達子の部落へ入る。案内役の近藤伝吉という少年のもとで休息を取り、常楽寺の薬師堂で桜を眺める。《かすむ月星》

 砂子沢の沼では雨乞いの祈りが行われる。

茶毗(だみ)の沢という深い谷には、塚原(埋葬地)があり、死骸が散乱している。今も生首が転がっているのをたまに見る。

《かすむ月星》


図絵検証
甲 乙 丙PHOTO

 

甲 乙 丙PHOTO

【周辺スポット】

◆石井漠生誕の地 

 日本創作舞踊の先覚者で大正時代から昭和前期にかけてドイツ・ヨーロッパで活躍した石井漠の出身地。

県道4号線沿いに顕彰碑が建つ。


アクセス
駐車場 案内板 トイレ
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関連アーカイブ

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◆参考文献


取材日:2018/04/28