
ゆきみごてんあと
秋田市広面赤沼
最終更新:2024/12/10
あ


- 来訪:文化8年(1811)8月
- 年齢:58歳
- 書名:勝手の御弓
- 形式:日記
- 詠歌:遠近の山のはつしほ野の千種 さぞな雪見のありし真木の屋根
天徳寺を過ぎると赤土の岡があり、そこに近ごろまで『飲山亭』という藩主の別邸・雪見御殿があったのだという。このように広い沼の水草が覆い、赤土が見え隠れしているので、赤沼とよばれているのであろう。
荒れ果てた雪見御殿を詣でる。ここに臨んで建てられたその殿の眺めは、どのようであったろうか。
《勝手の御弓》
あ

文化8年(1811)8月10日 荒れ果てた雪見御殿を詣でる。≪勝手の雄弓≫
遠近の山のはつしほ野の千種 さぞな雪見のありし真木の屋根 真澄
平成元年11月 秋田市連合青年会
あ
8代藩主・佐竹義敦が天明元年(1781)に建てた別邸。
雪見のための御殿といわれ、藩主がここで休息中に、手にした杯に近くの太平山の影が映ったのにちなみ『飲山亭』と呼ばれたという。
4年後にはこの別邸は廃止され、慶応年間に、太平山の遥拝所が建てられて、そこが三吉神社となった。
◆太平山三吉神社里宮 由緒
- 創建:延暦20年(801)遥拝所(里宮)の建立は慶應年間
- 御祭神:大己貴大神、少彦名大神、三吉霊神
- 例祭日:1月17日
- 特殊神事:三吉梵天祭
- 御利益:勝利成功、事業繁栄
太平山山頂の鎮座する三吉神社奥宮は、かつては女人禁制に加えて道も非常に険しく容易に参詣出来なかったため、慶應年間に佐竹候の別邸跡があった赤沼の地を里宮に選定された。
現在の社殿は昭和58年に改築されたもので、屋根の造りが太平山の稜線を模している。
1月17日の太平山三吉梵天祭はここで行われる。


・御祭神 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)
大己貴大神(おおむなちのおおかみ)
三吉霊神(みよしのおおかみ)
・鎮座地 奥宮 太平山山頂(標高1171m・秋田市太平山谷)
里宮 秋田市広面字赤沼3の2
・おもな祭事
◆梵 天 祭 :1月17日
◆どんと祭 :1月最終日曜日
◆春季例祭 : 5月7、8日
◆夏越大祓 6月30日
◆開 山 祭: 7月17日
◆講社大祭 :8月8日
◆閉 山 祭: 9月17日
◆秋季例祭:10月16、17日
◆師走大祓:12月31日
◆月 次 祭 毎月8日、17日
あ
赤沼の三吉神社里宮とは別に、太平山木曽石登山道に即する八田の木曽石三吉神社も三吉神社の総本宮とされ、
こちらも三吉信仰の発祥として由緒が深い。
この二つの神社もいずれも総本宮としているが事情は不明。
詳しくは当該記事にて。
あ

なまえ
住所

- 営業時間:9:00~15:30
- 料金:
内容説明
駐車場 | 案内板 | トイレ |
〇 | 〇 | 〇 |
- 御業別所
◆参考文献
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 真澄紀行/菅江真澄資料センター
- 各種説明板
取材日:2018/06/30
2019/01/17
コメントをお書きください