【読み】ゆきのいでわじ おがちぐん
- 自筆本は現存せず、唯一のものは杉ノ宮三輪神社(羽後町)に献納(平鹿郡植田、近氏旧蔵)
菅江真澄著作
地誌。
文化11年(1814)5月、《花の出羽路 秋田郡》の編集を途中でボイコットして雄勝郡の巡村調査のため赴き、翌年3月に終わって久保田に帰った。
自筆本は現存せず、昭和初期に秋田叢書
第3巻に翻刻・収録されたものは、方々に散逸された書写本や江畑新之助蔵の一冊がまとめられ校訂されたという複雑な経緯を持つ。
《風の落葉》に草稿が見られる。
秋田叢書に収められた草稿には『雄勝郡考』とタイトルが掲げられており、記録が不十分につき再調査の意欲を思わせる文が散見される(結局叶わなかったが)。
加えて院内銀山に関わる記述はバッサリカットして明徳館に献納している。理由は定かではない(《勝地臨毫 雄勝郡》を参照)。
関連アーカイブ
- 東鳥海山本山
- 医徳山薬王寺福寿院屋敷跡
- 雲岩寺 合川城跡
- 妙応山普徳寺金剛院
- 俵淵
- 相川郷
でわwiki関連リンク
◆収録資料
- 菅江真澄全集第五巻 地誌Ⅰ/菅江真澄著 内田武志・宮本常一訳
- 菅江真澄遊覧記第1巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一編著
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 秋田叢書 第3巻(増補)
最終更新:2024/10/07
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